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ゲーミングマウスパッド

ZOWIE「G-SR」をレビュー。梱包と防滑に難ありだが、布製の中で最もストッピングが効くコントロールタイプのゲーミングマウスパッド。

この記事はZOWIE G-SRについてレビューしていく。

全体評価:4.0  

ストッピング:強い 
やや重く設定された滑走面で中間層が柔らかく沈み込むためストッピングし易い。

巻き癖:強い 
製造ロットによって個体差があるが開封直後はまともに使えない。

におい:強い 
新品は強いゴムの臭いがするが、3か月ほど使用すれば抜ける。

裏面滑り止め:弱い 
マウスパッドに手首や腕が干渉すれば少し位置ずれを起こす。

中間層:柔らかい 
JIS K 7215準拠のC型デュロメーターで100ポイント中、平均36.0ポイント(柔らかい)。

メーカー公称値

スペック

表面布製
裏面ラバーベース
サイズ展開(mm)470 x 390 (±10)
厚み(mm)3.5

ZOWIE G-SRのサイズ展開

大きさ製品名サイズ(mm)
SP-SR345×305(±10)
LG-SR470×390(±10)

※Mサイズの展開はなし。

カラー展開

現行のG-SR(P-SR)のカラーはブラック単色のみ。

様々なカラーバリエーションがあるG-SR-SEはG-SRと名前は似ているが特徴が異なるゲーミングマウスパッド(Speed Edition)なので注意。

外観

表面

巻き癖が強いため開封直後は上記画像の通り、左右が若干浮くため使いにくい。直ぐに使いたいならドライヤーやアイロン、熱湯で熱を加えると“ほぼ”フラットに近づくが、寿命を縮める行為なのでお勧めはしない。

気長に待てるなら、重石を載せて放置する方法が最も良いだろう。

滑走面を指の腹で撫でた感覚は“ザラザラ”。
マウスを滑走させた感覚は後述の静摩擦係数が示す通り、少し重い。

ド定番のバランスタイプのマウスパッドと比較してエイムの微調整がしやすく、止めるというより、止まるコントロールタイプだ。ヘッドラインを保持しやすく、制動をかければ直ちに止まるので、CS:GOやVALORANTなどのゲームと非常に相性が良い。

FortniteやApex Legendsなど、マウスを激しく縦横無尽に操作するタイプのゲームで静摩擦係数が高いG-SRを使用すると手や腕が疲れやすく、狙ったところまでエイムが届かないことが予想される。

G Pro Wirelessとサイズ比較
滑走面拡大図

G-SRの大きさはロー・ミドルセンシで扱うには必要十分なサイズ感。滑走面を拡大するとサメ肌のように編まれた繊維がザラザラした感覚を生み出している。メーカーはなにも明記していないが、汚れたら水洗いもできる。滑走面にダメージを与えないように気を付けよう。

裏面とステッチ加工

 

ラバーベース拡大図
ステッチ加工

ステッチ加工はほつれや雑な処理は全く確認できず、全周丁寧に施されている。

大小無数のクレーターが特徴的な裏面ラバーベースは、巻き癖が解消された一年以上使用した個体であってもマウス操作中に手首や腕がマウスパッドと干渉すると少し位置ずれを起こすため工夫が必要。

硬度

試験条件

  • 測定機:テクロック GS-701N(JIS K 7312準拠)
  • 測定位置:対角+方眼のグリッドラインがマウスパッド上にあると仮定し、線が交差する9か所測定(前のポイントから6ミリ離れて、マウスパッドの端から12ミリ以上内側であることを確認)

結果

  • JIS K 7312準拠のタイプCデュロメーターで100ポイント中、36.0ポイント(平均値)。
  • 柔らかいタイプに入ると考える。
  • 測定箇所ごとに数値の偏りは無く、全体的に硬度が均一なマウスパッドである。
  • 最大値は37.5ポイント・最小値は35.0ポイントだ。
レビュー商品参考値
商品名ZOWIE
G-SR
steelseries
QcK EDGE
Logicool
G640
硬度36.056.850.0

上の表の硬度はJIS K 7312準拠のタイプCデュロメーターで計測した実測値。0に近づくほど柔らかく、100に近づくほど硬い。得られる値は単位の無い相対的な物理量。

上記条件はJISで定められた、硬度を正しく測定する方法と大きく異なる。JIS 7312 Kは試験片厚さ10mm以上・5か所の最大値と30秒後のそれぞれの平均値等を測定しなければ素材の正しい測定結果は得られない。上記方法で試験した結果の数値はあくまで個人的な好奇心で調べた参考値でしかなく、製品を保証するものでもない。温度や湿度、製品の個体差などで数値変動があることをご了承頂きたい。

静摩擦係数

試験条件

試験片
試験片取付
方眼と対角線の交差点

試験結果

平均値

 

最大値
最小値
レビュー製品参考値
製品名ZOWIE
G-SR
QcK
EDGE
μs平均値0.1920.179
μs最大値0.2280.207
μs最小値0.1520.146

ZOWIE G-SR(P-SR)の静摩擦係数の平均値は0.192。バランスタイプのQcK EDGEよりも高い数値だ。人間の感覚だけでなく、実測値で初動がやや重いゲーミングマウスパッドであることが分かる。

μs静摩擦係数=初動の滑り出す力。0に近づくほど摩擦係数が小さくて滑りやすい。
いずれの数値も実測値であり製品を保証するものではない。
また、個体差等による数値変動が有ることを考慮してください。

https://mousecollection.jp/archives/2291

センサーとの相性

環境

  • OS:Windows 10
  • 使用マウス:EC2-A(ADNS-3310)・EC2(PMW3360)・XM1(PMW3389)
  • 使用ソフト:MouseTester ver 1.5.3

結果

  • すべてのxCount・xSumのグラフにおいて波形の破綻は無い。
  • xCount・DPI1600のグラフで、5900msの時-x方向に大きなスパイクが1つ確認された。
グラフ一覧(折り畳みタブ)

ADNS-3310 DPI400 PR1000Hz

 

ADNS-3310 DPI800 PR1000Hz

ADNS-3310 DPI1600 PR1000Hz

ADNS-3310 DPI3200 PR1000Hz

PMW3360 DPI400 PR1000Hz

PMW3360 DPI800 PR1000Hz

PMW3360 DPI1600 PR1000Hz

PMW3360 DPI3200 PR1000Hz

PMW3389 DPI400 PR1000Hz

PMW3389 DPI800 PR1000Hz

 

PMW3389 DPI1600 PR1000Hz

PMW3389 DPI3200 PR1000Hz

まとめ

ZOWIE G-SR(P-SR)は静摩擦係数が高く、中間層が柔らかい(ソールが深く沈む)ので、制動しやすいコントロールタイプに属するゲーミングマウスパッドである。

筆者はCS:GOやVALORANTを遊ぶ際はZOWIE G-SRを愛用し、2年以上前から何度もリピートして購入している。何度も繰り返すが、狙ったところでエイムがバチっと決まる制動力が大変気に入っている。

課題点を2つ挙げるなら、同社の上記画像のTF-Xシリーズようにフラットボックスパッケージで最初から梱包していただければ開封してすぐに快適に使えるはずだが、未だにまるめて梱包しているため、平面に復元するのに時間がかかる。

裏面の滑り止めも手首や腕が干渉すれば少しズレる性能なので、日本製のArtisan社製NINJA FXシリーズのように徹底的に防滑するようになればさらにいい製品になるだろう。

全体評価:4.0  

ストッピング:強い 
やや重い滑走かつ中間層が柔らかく沈み込むためストッピングし易い。

巻き癖:強い 
製造ロットによって個体差があるが開封直後はまともに使えない。

におい:強い 
新品は強いゴムの臭いがするが、3か月ほど使用すれば抜ける。

裏面滑り止め:弱い 
マウスパッドに手首や腕が干渉すれば少し位置ずれを起こす。

中間層:柔らかい 
JIS K 7215準拠のC型デュロメーターで100ポイント中、平均36.0ポイント。

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マウスとマウスパッドを集めてレビューするけどキーボードだけは自作する。