ゲーミングマウス

ASUS ROG PUGIOⅡ レビュー。メンテナンス性は世界一だが…重くてバランスの悪いワイヤレスゲーミングマウス。

この記事は“ASUS ROG P705 PUGIO Ⅱ”についてレビューしていく。

評価:2.5 

ASUS ROG P705 PUGIOⅡは、ASUSのゲーミングブランド、Republic of Gamers(ROG)の新型ワイヤレスゲーミングマウス。旧機種のPUGIOはマウススイッチがHot Swappableであり、PUGIOⅡもそれを引き継ぐ後継機ではあるが、マウス形状が著しく変化し、ワイヤレス機能も付与された。

スペック

DPI100 to 16000
ボタン数最小3個・最大7個
ケーブル長2.0m
ポーリングレート125・250・500・1000Hz
寸法12.6 x 5.7 x 4 cm
稼働時間最大69時間(2.4GHz)・最大100時間(Bluetooth)
ソフトウェアASUS Armory II

マウス本体

表面

左右対称型のワイヤレスゲーミングマウス。形状はLogiのG Pro Wirelessに似ているが、サイドやセパレートなど細部のデザインは大きく異なる。

シェルが半透明でRGBが透けて見える。クリックとパームシェルが左右対称ではない。これはASUS曰く、「クリックに必要な力と移動距離を低減するセパレートボタンデザインを採用しているため、より速く軽快なボタンレスポンスを実現しています。」と説明している。

親指・中指・薬指でマウス側面をホールドしたときやサイドボタンの操作感はG Pro Wirelessとよく似ているが、PUGIOⅡがGPWと大きく違うと感じた点はふたつ。

  • 側面:GPWのクリック部は曲線的だが、PUGIOⅡはそれと比べて直線的。
  • 俯瞰:PUGIOⅡはマウスの先頭にかけて末広がり。

以上2点だが、両方とも握りやすい。

裏面

センサーはPixart社製PAW3335DBセンサー(ASUS未公表)を搭載。

マウス裏面はRGB部・オリジナル形状の特徴的なマウスソール・以下の3つのボタンがある。

  • 有線・2.4GHzモード・Bluetoothモードの切替ボタン
  • DPI切替ボタン
  • ペアリングボタン

マウス全周

RGB LEDはホイール・パーム・裏面が光るように設計されている。

外箱と内容物

ひときわ目立つアクセサリーケースの中身は以下の通り。

  • サイドスイッチのON・OFF切り替え用ボタン
  • 追加スイッチ(左右用)
  • スイッチ引き抜きピンセット

その他付属品は以下の通り。

  • 取扱説明書
  • 保証書
  • USB-Cケーブル
  • ROGエンブレムシール(プラスチック製)
  • ROGエンブレム切替用シート(半透明)

重さ

マウス本体の重さは102グラム。ゲーミングマウスの中では重い部類に入る。G Pro WirelessXM1を普段使いしている筆者は、PUGIOⅡを実際に使用してずっしりと重く感じた。

バッテリー

マウスの稼働時間は最大69時間(2.4GHz)・最大100時間(Bluetooth)であり、付属のUSB-Cケーブルで有線接続も可能。

握り心地

筆者の手のサイズ

中指から手首の付根までの長さ
示指と小指の第三関節の幅

かぶせ持ち

ずっしり重い102グラムのマウス。かぶせ持ちが最も安定して扱える。

つかみ持ち

かぶせ持ちの次に安定して操作しやすい。親指・中指・薬指のホールドが非常にしやすい。

つまみ持ち

つまみ持ちで102グラムは重く、操作が難しい。

クリック・スクロールホイール

スイッチ交換

パームシェルがマグネットで固定されており、マウスのお尻側から爪をひっかければ簡単に分離できる。次にクリック部は+ネジで固定されているのでドライバーでネジを外す。クリック部はフックにひっかけてあるのでスライドすれば簡単に外れる。

あとは付属のピンセットで引き抜いて、挿し直せば交換は完了だ。

スイッチ類

Hot Swappableな左右クリックはOmron製スイッチで中国製と日本製の両方が付属。

ホイール・サイドクリックはHuano製スイッチを搭載している。基盤にはんだ付けされておりHot Swappableではない。

クリック音・ぐらつき

しっかりクリックできて、クリック部のぐらつきが無くビルドクオリティーが高い。

 

ドライバー・ソフトウェア

ROG Armoury II

マウスのボタン割り当て、DPI・ポーリングレート、RGB変更、LOD等はROG Armuory IIで設定できる。しかし私の場合はマウスとレシーバーのファームウェアアップデートがスムーズに進まず、赤文字で警告されている手順を何度試してもエラーで実行できなかった。

Armoury Crate

ASUS Armoury IIではファームウェアアップデートがエラーで進めずにいたがArmoury Crateをインストールして実行したらスムーズに進んだ。しかし取扱説明書等には一切Armoury Crateという文言は載っていなかったため手間取った。

センサーテスト

環境

結果

ワイヤレス接続時において微細なノイズは見られたが、有線・無線問わず正常にトラッキングできており、何ら問題がなかった。詳細は下記のリンクにまとめてあるので気になる方はどうぞ。

https://scrapbox.io/mynewgear/ASUS_ROG_PUGIOⅡPAW3335

本音のまとめ

評価:2.5 

LogiのG Pro Wirelessが形状的に気に入っているが、軽すぎて扱いにくいと感じている一部の人にはROG PUGIO Ⅱがハマるだろう。

ワイヤレスやスイッチ交換ギミック、RGBをかっこよく発色させるために凝ったデザイン、トライモード接続など様々な機能を盛った結果、どっちつかずのワイヤレスゲーミングマウスになっているのではないだろうか。

内部シェルの肉抜きやPCBの軽量化、余分なギミックの排除または簡素化などしていれば個人的にはまだ良い評価ができた。

次また買うかと聞かれたら…

  • PAW3335センサーはワイヤレスマウスで主に採用されている信頼できるセンサー。
  • ちょっとだけ安い。執筆時点ではAmazonで13000円前後。RazerやLogiのワイヤレスゲーミングマウスの一般的な価格帯は15000円から20000円は当たり前。それらより2000円ほど安い。この価格帯でワイヤレスゲーミングマウスを買うか悩んでいる人がいたら、HyperX Pulsefire Dart RGBを強く勧める。
  • メンテナンス性が非常に良い。プラスドライバーと付属のピンセットだけで、マウスソールを剥がさずに完全に分解結合できる。手垢やほこりが入っても簡単に掃除できる。
  • マウス前後のバランスが悪い。バッテリーやサイドボタンの配置が後ろへ寄っているせいなのか、先頭が軽く、お尻側にウェイトが偏っているのでマウスがスムーズに左右へ移動できず違和感がある。
  • 重い。G903やRival600シリーズを普段使いしている方や、マウス操作に安定感を求める方ならさほど気にならないと思う。私はPUGIOⅡでは重くてゲームしてて疲れる。
  • 電池持ちが悪い。似たような重量級無線マウスでLogiのG903があるが最長で180時間の電池寿命がある。そしてフォルムやボタン配列が非常に似ているのG Pro Wirelessは最長で60時間だが、80グラムと軽量で疲れにくい。
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Neucom
マウスとマウスパッドを集めてレビューするけどキーボードだけは自作する。