ゲーミングマウスパッド

X-raypad AQUA CONTROL+ コストパフォーマンスに優れサイズもカラーも豊富なバランスタイプのゲーミングマウスパッド。

評価:4.0 

ゲーミングデバイスはすべて消耗品であり、日本国内でいつでも在庫があって適切な価格で販売されていて、すぐに届くものを選ぶほうが最も良い。しかし日本国内で販売していないものはその他地域から購入するしかない。

知る人ぞ知るX-raypad。今回はX-raypadオリジナルのゲーミングマウスパッド「X-raypad AQUA CONTROL+」をレビューする。

スペック

公称値

サイズLサイズから3XLまで8から9種展開
厚み3mm
素材ポリエステル
タイプコントロール
表面梨地織り
中間層シングルバブルゴムフォーム
裏面滑り止めラバー
柔らかさソフト
ステッチ加工

サイズ展開

カラーリングやパターンによって用意されているサイズは多少異なるものの、数多くのラインナップが用意されている。(2020/11/01時点)

X-raypad様より引用

カラー・パターン展開

X-raypad様より引用

筆者は単色のブラックXLサイズ(450x400x3mm)を購入した。

  • 単色カラーはホワイトとブラックの2色
  • StrataはグレーとRed-Orange-Blueの2種
  • Blue Strataは1種
  • Customは自分の好きなイラストやロゴ、色をカスタムプリント可能。

梱包・表面

中国からフラットな段ボールに梱包されて届く。中身は透明のフィルムに収められており簡易的な包装。フラットなまま届いたので開封時点で巻き癖は一切ない。うねりや折れ目など外観的な不具合は一切確認できない。開けてすぐに使用可能。

マウスパッドの端のステッチは丁寧に縫製されており、柔らかい手触りである。全周見渡してもほつれや破れは一切見当たらず、良い作り。

表面拡大

素材は摩耗や湿気に強いポリエステル。アムンゼン(梨地編み)で構成されており、梨の皮のような不規則な細かい凹凸感があるザラザラした表面が特徴的。

アムンゼン生地は表面の細かい凹凸が肌への張り付きを防ぐため、長時間のゲームプレイで手汗をかいたときにひっつきにくく、快適に使い続けられる。また、晩春から初秋に着用する衣服やアイテムによく採用されている。厚みの公称値は3.0mm、実測値は2.8mmであった。

裏面

裏面はゲーミングマウスパッドでよく見るいつもの滑り止めラバー。マウス操作中はあまりずれないが、指の腹で軽く押すと容易にずれる。

静摩擦係数・硬度

硬度測定

  • 測定機:タイプC・テクロック GS-701N(JIS K 7312準拠)。
  • 測定点数:押針の接触点が6mm以上離れた位置で5回測定する。
  • 測定方法:測定位置に測定機を真上から押し当て密着後直ちに読取。
  • 測定結果のまとめ方:5点測定の中央値に試験の種類またはその記号を付して表す。
    • (例.HsC50:タイプC硬さ試験で加圧面が密着した直後の硬さの読みが50であることを示す。)

数値は0に近づくほど柔らかい。上記条件はJISで定められた、硬度を正しく測定する方法と大きく異なる。JIS K 7312においてタイプCでは試験片厚さ10mm以上・すべて同一素材で構成されていることなど規格で定められた方法で測定しなけらば精確な測定結果は得られない。上記方法で試験した結果の数値はあくまで筆者の興味で調べた参考値であり、製品を保証するものでもない。また温度や湿度、製品の個体差などで数値変動があることをご了承頂きたい。

静摩擦係数測定

  • 測定機:新東科学株式会社ポータブル摩擦計「TYPE:94i-II
  • 試験片:Hyperglide MX-2 (PTFE100%)
  • 測定位置:対角+方眼のグリッドラインがマウスパッド上にあると仮定し、線が交差する9か所。
  • 測定方法:水平で安定した場所にマウスパッドを置いて、下に示す9か所を縦・斜め・横の方向別に測定しそれぞれの平均値を計算。

静摩擦係数=初動の滑り出す力。0に近づくほど滑り出しやすい。いずれの数値も個人が計測した値であり、また個体差等による数値変動が有るため製品を保証するものではない。

結果

マウスを頻繁に動かす横方向(X)の静摩擦係数平均値は0.131。縦方向(Y)の静摩擦係数平均値は0.154。その差0.02。横・斜め・縦方向の滑り心地の差異は、手の感覚で感じ取れた。硬度は中央値でHsC50であり、硬すぎず柔らかすぎない。

また、横方向(X)の静摩擦係数平均値は0.131という値は、コントロールタイプというよりもバランスタイプに分類される値である。

他製品と比較

センサーとの相性

環境

  • OS:Windows 10
  • 使用ソフト:MouseTester ver 1.5.3
  • DPI400/800/1600/3200に設定し測定。
  • 特に記述がない限りポーリングレートは1000Hz固定。

使用マウス

マウスやマウスパッドの個体差、使用環境、ファームウェアバージョンなど様々な要素で結果が変動する。またあくまでも出力されたデータが100%正しいものではなく、そして製品を保証するものではない。

created by Rinker
VAXEE
¥6,990
2020/10/22 17:10:23

結果

  • PixArt社製センサー3310・3360・3389は安定した波形でノイズも特になく精確なトラッキングを示している。
  • HERO25Kセンサーは、DPI800/1600/3200かつポーリングレート1000Hzの時にxCountグラフにて大きいスパイクが現れており、特にDPI1600時が顕著である。この現象は何度でも再現可能であり別のHERO25Kセンサー搭載マウスで試しても同様であった。しかし、ポーリングレート500Hzで試験したときはスパイクが現れなかった。
    • ↑上記について、商品ページ内にマウスの種類と感度によってはわずかに問題が生じ、すべてのマウスで100%正常に機能するとは限らないと注意書きがある。
  • HERO25Kセンサー使用時のxSumグラフは特に異常は見られず、カーソル飛びが起きる等の不具合は無かった。
  • すべての画像はScrapboxに保存している。気になる方はリンクからどうぞ。Scrapbox X-raypad AQUA CONTROL+

操作感

滑走面の手触りは、肌触りの良いアムンゼン生地で快適。肌に貼り付いたり、擦れた際に痛みを全く感じない。CONTROL+という名を冠する製品だが、実際に使用した感じはSteelseries QcK EDGEよりも軽い滑り出しで、Logicool G640ほど軽くはなかった。(上記比較表参照)。“コントロール”性能はやはりZOWIE G-SRが圧倒的である。

全体的に滑らかに滑走するが、方向別の静摩擦係数が示す通り、マウスを動かす方向によって摩擦の感じ方が“ほんの少しだけ”異なる。中間層の硬さや弾力はLogicool G640のそれに近似してるが、“コントロール”と名乗るほど強力なストッピングアシストは期待しないほうがいい。

本音のまとめ

X-raypad AQUA CONTROL+
まとめ
X-raypad AQUA CONTROL+は、明らかにコントロールタイプではなくバランスタイプのゲーミングマウスパッドである。 中間層の硬さはHsC50で硬すぎず柔らかすぎず、指で押した感触はLogicool G640のそれによく似ている。 素材はポリエステル、生地はアムンゼンで織られており、湿気に強く、手汗をかいても快適に使いつづけられる。肌と擦れても痛くない。 ビルドクオリティが非常に高く、ほつれや折れ目、汚れなど一切無かった。 センサーとの相性だが、HERO25Kセンサー使用時は若干不安が残るものの、トラッキングでは全センサー異常無し。96時間使用してカーソル飛びなど致命的な不具合は生じなかった。そして非常に安くコストパフォーマンスに優れている。
使いやすさ:良い 
中間層の硬さ:ふつう
ストッピング:やや弱い
におい:なし
価格設定:非常に安い
入手難易度:中国から輸入
コストパフォーマンス:優れる
良い点
非常に安い。
筆者が購入したXLサイズで14.90ドル。最も大きい3XLサイズで49.60ドル。(執筆時点)
手触りが良く快適に使える。
バランスタイプのゲーミングマウスパッドとして申し分ない性能。
様々なカラー・サイズが用意されており選択肢が豊富。
湿気に強いポリエステルを使用しており、滑走面の変化が少ない。
気になる点
日本国内で販売しておらず、届くまで1週間程度待つ必要がある。
HERO25Kセンサーで特定の環境でのみ原因不明のスパイクが生じた。実際のトラッキングに異常は発生しなかったが不安が残る。
4
X方向μs(平均値)0.131
購入先
ABOUT ME
Neucom
マウスとマウスパッドを集めてレビューするけどキーボードだけは自作する。